きのこ狩りの注意点

どんな旅でもそうですが、無事に家に帰ってくるまでが旅行です。毒きのこを採ってしまう危険性や、山に入って迷ってしまう可能性もあります。しかし山にもいくつかの登山道がありますし、万が一、帰りが遅いなどの異変に家族が気付いたときに、どこのルートで歩いていたのかを把握していることが重要となります。これまできのこ狩りについていくつかお話させていただきましたが、最後にきのこ狩りをする際に気をつけることについてまとめたいと思います。

採ったきのこを料理し、秋の味覚を味わいながら旅を振り返ってみるのも楽しいと思います。また、食用きのこを見つけた時の注意点ですが、きのこを土で汚さないためにも引き抜かず根元をナイフで切り離すように採るとよいでしょう。自分で山を選んできのこを採集する行為は、ぶどう狩りやりんご狩りなど管理された農園で果物をもぎ取って食べるのとは異なり、安全面でも細心の注意が必要となります。せっかく楽しみで行く旅行を台無しにしないためにも、計画の段階から気を抜かずにプランニングしていきましょう。

「○○山に行ってくる」だけでなく、予定している登山口と下山口、いつ頃に下山予定なのかなどを記した旅行計画表を家に置くようにしてくださいね。昔からの言い伝えで、縦に裂けるきのこや虫食いのあるきのこは食べられるとか、色鮮やかなきのこは毒があるといった見分け方があるようですが、これは間違っていることも多々あります。鮮やかな黄色や赤色をしているタマゴダケは美味しく食べられますし、逆にテングタケやツキヨタケなど地味で美味しそうに見えるきのこが毒をもっていることもあります。続いてきのこの種類についてですが、皆さんご存知の通り、きのこには食べられるものと食べられないものがあります。

山登りをする前というのは、交通機関の確認や装備の確認などすべきことがたくさんあって、わざわざ書面で計画書を残している人は少ないかもしれません。秋の味覚狩りとして人気のあるきのこ狩りですが、やはり日頃見慣れている安全性が確実なきのこだけを採るようにしてください。毒性のあるツキヨタケが、煮物に適したムキタケと混生していることもあり、安易に見た目で採集してしまうのはとても危険なのです。採集したきのこは小分けして新聞に包んでから袋に入れると、傘や足へのダメージが軽減できます。